目次

データベース定義

データベースファイル

 データファイル本体は、acfinder.exe のあるフォルダ下の DBフォルダ内に、農薬登録情報が acis.db、毒性や系統分類情報が spec.db というファイル名で保存されています。
 このファイルはACFinder以外でも SQLiteSpy や Firefox アドオンの SQLite Manager など SQLite3 形式のデータベースを扱えるソフトで開くことができます。

acis.db のテーブル・ビュー定義

 acis.db のテーブル、ビューは以下のように定義しています。(110522版以降)
 実データはテーブルに保存されています。ビューは実テーブルやビューを元に作成される仮想テーブルです。

種別名前
テーブルm_kihon
テーブルseibun
テーブルm_tekiyo
ビューtekiyo
ビューvTekiyo
ビューvTsushoTekiyo
テーブルm_byochu
テーブルm_sakumotsu
テーブルsakumotsu

 この他に、起動時に以下の作業用テーブル、ビューを作成します。これらは一時的なもので、データベースファイルには保存されません。

種別名称
テーブルttTekiyoSaku
テーブルttTekiyoByochu
ビューtvTekiyoSaku
ビューtvTsusyoTekiyoSaku
ビューtvTekiyoByochu
ビューtvTsushoTekiyoByochu

 SQLタブで次のSQL文を実行すると、それぞれのテーブル、ビューの全てのデータを参照できます。登録適用部はデータ数が多いので、表示に時間がかかります。

select * from m_kihon
select * from seibun
select * from m_sakumotsu
select * from m_byochu
select * from m_tekiyo
select * from tekiyo
select * from vTekiyo
select * from vTsushoTekiyo

 薬検のExcelファイル(CSVファイル)からデータベースに変換する際に、薬検の元データにはない、フィールドを独自に追加しています。

登録基本部

 登録基本部データから農薬登録番号をプライマリーキーとし、登録番号が重複する農薬はひとつだけとしたテーブルです。tekiyoビューを作成するために利用しています。tekiyoビューで、使用回数1~5に対応した成分名を表示するために、有効成分の種類名を新たに付加しています。使用回数1~5は「農薬の種類」に表示される有効成分の並び順に対応していることから shurui(農薬の種類)フィールドから抜き出して作成しています。090804版以降から成分ごとの系統分類と製剤の効果フィールドを独自に追加しています。

フィールド名項目
bango登録番号
shurui農薬の種類
meisho農薬の名称
tsusho農薬通称
ryakusho略称
kongo混合数
yoto用途
zaikei剤型
koka効果
seibun1有効成分の種類1
keito1系統分類1
seibun2有効成分の種類2
keito2系統分類2
seibun3有効成分の種類3
keito3系統分類3
seibun4有効成分の種類4
keito4系統分類4
seibun5有効成分の種類5
keito4系統分類5

 「登録基本部」部分から登録番号、有効成分、総使用回数における有効成分、濃度フィールドのみを保持します。

フィールド名項目
bango登録番号
ippanmei有効成分
seibun総使用回数における有効成分
nodo濃度

登録適用部

 登録適用部一から登録適用部四までのデータをひとつにした実テーブルです。ただし農薬の種類、農薬の名称、略称、混合数などを除いています。これらの項目は m_kihon テーブルから登録番号をキーにして参照できるため、m_tekiyo テーブルには持っていません。データベースのファイルサイズを小さくできるメリットもあります。

フィールド名項目
bango登録番号
idsaku作物名コード
sakumotsu作物名
basho適用場所
idbyuchu病害虫名コード
byochu
mokuteki
baisu
ekiryo
jiki
kaisu
hoho
jikan
ondo
dojo
chitai
tekiyaku
Kaisu1
Kaisu2
Kaisu3
Kaisu4
Kaisu5

 m_tekiyo テーブルの登録番号を外部キーとして、m_kihon テーブルの農薬名等を結合した仮想テーブルです。
 登録適用部の全てのデータに加え、農薬通称など登録適用部の全てのデータを表示します。

フィールド名項目
bango登録番号
shurui農薬の種類
meisho農薬の名称
tsusho農薬通称
idsaku作物コード
sakumotsu作物名
basho適用場所
idbyuchu病害虫コード
byochu適用病害虫雑草名
mokuteki使用目的
baisu希釈倍数使用量
ekiryo散布液量
jiki使用時期
kaisu本剤の使用回数
hoho使用方法
jikanくん蒸時間
ondoくん蒸温度
dojo適用土壌
chitai適用地帯名
tekiyaku適用農薬名
kongo混合数
seibun1有効成分の種類1
keito1有効成分の種類1の系統分類独自に追加
Kaisu1有効成分①を含む農薬の総使用回数
seibun2有効成分の種類2
keito2有効成分の種類2の系統分類独自に追加
Kaisu2有効成分②を含む農薬の総使用回数
seibun3有効成分の種類3
keito3有効成分の種類3の系統分類独自に追加
Kaisu3有効成分③を含む農薬の総使用回数
seibun4有効成分の種類4
keito4有効成分の種類4の系統分類独自に追加
Kaisu4有効成分④を含む農薬の総使用回数
seibun5有効成分の種類5独自に追加
keito5有効成分の種類5の系統分類独自に追加
Kaisu5有効成分⑤を含む農薬の総使用回数
yoto用途
koka効果独自に追加
zaikei剤型
ryakusho略称

 tekiyo ビューから tsusho(農薬通称) フィールドを除いたフィールドを表示します。Excelファイルの登録適用部の全てのデータを表示します。

フィールド名項目
bango登録番号
shurui農薬の種類
meisho農薬の名称
sakumotsu作物名
basho適用場所
byochu適用病害虫雑草名
mokuteki使用目的
baisu希釈倍数使用量
ekiryo散布液量
jiki使用時期
kaisu本剤の使用回数
hoho使用方法
jikanくん蒸時間
ondoくん蒸温度
dojo適用土壌
chitai適用地帯名
tekiyaku適用農薬名
kongo混合数
seibun1有効成分の種類1
keito1有効成分の種類1の系統分類独自に追加
Kaisu1有効成分①を含む農薬の総使用回数
seibun2有効成分の種類2
keito2有効成分の種類2の系統分類独自に追加
Kaisu2有効成分②を含む農薬の総使用回数
seibun3有効成分の種類3
keito3有効成分の種類3の系統分類独自に追加
Kaisu3有効成分③を含む農薬の総使用回数
seibun4有効成分の種類4
keito4有効成分の種類4の系統分類独自に追加
Kaisu4有効成分④を含む農薬の総使用回数
seibun5有効成分の種類5独自に追加
keito5有効成分の種類5の系統分類独自に追加
Kaisu5有効成分⑤を含む農薬の総使用回数
yoto用途
koka効果独自に追加
zaikei剤型
ryakusho略称

 tekiyo ビューから bango(登録番号),meisho(農薬の名称) フィールドを除き、メーカーが異なるだけで登録内容は同じ薬剤については重複を省いて表示します。

フィールド名項目
sakumotsu作物名
basho適用場所
byochu適用病害虫雑草名
mokuteki使用目的
shurui農薬の種類
tsusho農薬通称独自に追加
baisu希釈倍数使用量
ekiryo散布液量
jiki使用時期
kaisu本剤の使用回数
hoho使用方法
jikanくん蒸時間
ondoくん蒸温度
dojo適用土壌
chitai適用地帯名
tekiyaku適用農薬名
kongo混合数
seibun1有効成分の種類1
keito1有効成分の種類1の系統分類独自に追加
Kaisu1有効成分①を含む農薬の総使用回数
seibun2有効成分の種類2
keito2有効成分の種類2の系統分類独自に追加
Kaisu2有効成分②を含む農薬の総使用回数
seibun3有効成分の種類3
keito3有効成分の種類3の系統分類独自に追加
Kaisu3有効成分③を含む農薬の総使用回数
seibun4有効成分の種類4
keito4有効成分の種類4の系統分類独自に追加
Kaisu4有効成分④を含む農薬の総使用回数
seibun5有効成分の種類5独自に追加
keito5有効成分の種類5の系統分類独自に追加
Kaisu5有効成分⑤を含む農薬の総使用回数
yoto用途
koka効果独自に追加
zaikei剤型
ryakusho略称

 登録適用部から病害虫雑草名を抜き出し、spec.cbyochu, spec.ggaichu に基づく病害虫 ID を付与した病害虫マスター。登録のある病害虫雑草名のみで構成される。

フィールド名
cid
gid
idbyochu
byochu
betsumei

 登録適用部から作物名を抜き出し、spec.csakumotsu の作物 ID を付与した作物マスター。m_sakumotsu は登録のある作物名のみで構成される検索用作物マスター。sakumotsu は m_sakumotsu に大・中・小分類名を付加し、「(○○を除く)」含む作物名を除外した作物選択ダイアログボックス用作物マスター。

フィールド名
level
idsaku
sakumotsu

spec.db のテーブル・ビュー定義

 spec.db のテーブル、ビューは以下のように定義しています。(110522版以降)

種別名前
テーブルm_dokusei
テーブルbetsumei
ビューdokusei
テーブルbunrui
テーブルkoka
テーブルseizai
テーブルcsakumotsu
テーブルcbyochu
テーブルggaichu

 SQLタブで次のSQL文を実行すると、それぞれのテーブル、ビューの全てのデータを参照できます。ACFinder 内で acis.db に spec.db を ATTATCH してますので、'spec.' の部分は省略可能です。

select * from spec.m_dokusei
select * from spec.betsumei
select * from spec.dokusei

 FAMIC の登録農薬有効成分の毒性・水域の生活環境動植物に対する影響等の Excel 版をそのままデータベースのテーブルにしたものです。「毒劇除外」は、「毒性」の括弧内表記を別フィールドにしています。

フィールド名項目
ippanmei有効成分名
naiName of active ingredients
yoto用途
dokusei毒性
seibunEikyo水産動植物への影響評価
biko備考
hatsutoroku初登録年月日
jogai毒劇除外

 FAMIC の水産動植物への影響に係る使用上の注意事項(製剤別一覧)の Excel 版をそのままデータベースのテーブルにしたものです。

フィールド名項目
bango登録番号
chuijiko注意事項

 毒性一覧の有効成分名と農薬登録情報の有効成分名が異なる場合の対応表です。ACFinder で独自に作成しています。

フィールド名
dokuseimei
seibunmei

 m_dokusei に seibunmei を JOIN して、農薬登録情報の有効成分名から魚毒性・毒性を検索できるようにしたものです。

フィールド名
ippanmei
seibunmei
gyodoku
dokusei
biko

 有効成分名と系統分類の対応表です。

フィールド名
seibun
keito
kokaid

 薬剤の効果マスターテーブル

フィールド名
kokaid
koka

 製剤毒性等のマスターテーブル(http://macs.o-ya.net/data/spec.seizai.qry から取得)

フィールド名
bango
dokusei
touroku
kousin
kigen

 http://www.acis.famic.go.jp/ddata/sakumotugainen.htm に基づく作物名マスター(実際には、http://macs.o-ya.net/data/m_sakumotsu.php から取得)

フィールド名
id1
id2
id3
id4
id5
level
idsaku
sakumotsu
betsumei

 病害虫カテゴリーマスター(http://macs.o-ya.net/data/m_byochu.qry から取得)

フィールド名
cid
gname

 害虫グループマスター(http://macs.o-ya.net/data/m_byochu.qry から取得)

フィールド名
gid
gname