#template {
処理内容
}
===== デフォルト定義部の構造 =====
#default {
設定内容
}
===== 説明部 =====
テンプレートの概要や使用方法を HTML で記述します。テンプレート定義部やデフォルト定義部も、HTML の中に埋め込まれる形になっています。
===== テンプレート定義部 =====
テンプレート定義部は、実際の処理内容を記述します。処理内容は、基本的には [[https://www.javadrive.jp/sqlite/select/|SQLite の SQL 文]]そのものですが、ユーザが設定した値を検索条件とする部分をメタフィールドで記述するところが通常の SQL と異なります。
メタフィールドとして使用可能なフィールドは、[[technote:dbdef#登録適用部|登録適用部]]テーブル内の次の5種類です。sonota メタフィールドは、sakumotsu, byochu, yoto, zaikei 以外の検索条件を直接記述します。
sakumotsu : 作物名
byochu : 病害虫名
yoto : 用途
zaikei : 剤型
sonota : その他
メタフィールドには、SQL 文への展開方法が異なるリスト型メタフィールドとエレメント型メタフィールドの2種類があります。
===== リスト型メタフィールド =====
リスト型メタフィールドは、設定値をそのまま in 演算子の引数とする場合に使用し、
sakumotsu in ()
と指定しておけば、作物名テキストボックスが「なす, ピーマン, トマト」の場合は、
sakumotsu in ('なす', 'ピーマン', 'トマト')
と展開されます。
リスト型メタフィールドは、1行内に異なる複数のメタフィールドを記述することができます。
===== エレメント型メタフィールド =====
エレメント型メタフィールドは、設定値を要素ごとに集約関数の引数とするような場合に使用し、[field] の形で指定します。
たとえば、病害虫名をユーザ指定する場合は、
max(case byochu when [byochu] then '●' else '' end) as [#byochu#],
と指定しておけば、病害虫雑草名テキストボックスが「べと病, うどんこ病」の場合は、
max(case byochu when 'べと病' then '●' else '' end) as べと病,
max(case byochu when 'うどんこ病' then '●' else '' end) as うどんこ病,
と展開されます。
エレメント型メタフィールドは、要素数に応じて行数も増えるため、1行に1種類のみしか記述できません(同一種類であれば、複数記述することは可能)。また、SQL の構文上の制限から、FROM 節直前の一番最後のフィールドとして指定することもできませんので、ご注意ください。
===== メタフィールド修飾子 =====
メタフィールドは、フィールド名を '#', '/', '%', '!' で挟むことにより、フィールド内容の展開方法が変わります。
==== '#' 修飾子 ====
シングルクォートで囲まれた部分の最初のカンマ(,)の前までを取り出します。上位分類一括検索時に、フィールド名として代表作物名を取り出すときに使用します。
たとえば、
'なす(露地栽培),なす,なす科野菜,野菜'
は
なす(露地栽培)
となります。AS 節のフィールドエリアスとして使用することが多いため、抽出結果にシングルクォート(')は付与されません。
==== '/' 修飾子 ====
フィールド内容を REGEXP 演算子用の正規表現として展開します。たとえば、
べと病,うどんこ病,灰色かび病,菌核病,斑点細菌病,褐斑病,炭疽病
なら
'べと病|うどんこ病|灰色かび病|菌核病|斑点細菌病|褐斑病|炭疽病'
のように、単純に区切り文字を ',' から '|' に変換してシングルクォート(')で括るだけです。「○○ムシ」を指定しただけで「○○ムシ幼虫」や「○○ムシ成虫」まで含めてマッチさせたい場合などに使用します。\\
ただし、REGEXP 演算子によるマッチングは遅いので、成虫や幼虫を全てを指定してカンマ区切りのまま IN 演算子を用いた方が高速です。
==== '%' 修飾子 ====
フィールド内容を sakumotu, byochu メタフィールド向きの REGEXP 演算子用の正規表現として展開します。たとえば、
なす(露地栽培),なす,なす科野菜,野菜類
を
'(^|、|\()(なす\(?露地栽培\)?|なす|なす科野菜|野菜(類)?.*?).*?(\)|、|$)'
のように展開します。これで、上位分類一括検索が可能となるとともに、「ねぎ」で「たまねぎ」までマッチすることはなくなります。
==== '!' 修飾子 ====
フィールド内容を sakumotsu, byochu メタフィールド向きの NOT REGEXP 演算子用の正規表現に展開します。たとえば、
なす(露地栽培),なす,なす科野菜,野菜類
を
'\((.*、)?(なす\(?露地栽培\)?|なす|なす科野菜|野菜(類)?)(、.*)?を除く|施設|水耕'
のように展開します。sakumotsu メタフィールドでは、指定文字列に「露地」が含まれる場合は「施設」及び「水耕」が、指定文字列に「施設」または「水耕」が含まれる場合は「露地」が除外文字列として追加されます。
====== デフォルト定義部 ======
デフォルト定義部は、ユーザが条件を設定する項目の内、初期値を設定しておいた方が便利な項目の値を記述します。設定内容は、
フィールド名 = 設定値
の形で列挙します。
たとえば、用途に「殺虫剤, 殺菌剤, 殺虫殺菌剤」、剤型に「粒剤, 粉剤」を初期値として設定したい場合は、
yoto = '殺虫剤, 殺菌剤, 殺虫殺菌剤'
zaikei = '粒剤, 粉剤'
と記述します。
====== 一時開発者モード ======
処理内容によっては、テンポラリテーブルを作成した方が高速になったり、あるいはレコード-フィールド変換などのためにテンポラリテーブルを作成せざるを得ないときがあります。\\
しかし、ACFinder を開発者モードオプション(/d)付きで起動していない場合は、テーブル作成などの SQL 文は使用できません。このため、特定のテンプレートを実行するときだけ、一時的に開発者モードが使用できるコマンドが用意されています。\\
テンプレート定義部の先頭に下記のように記述することで、そのテンプレートは開発者モードで動作します。このコマンドは ACFinder に独自のもので、一般的な SQL データベースエンジンは %%'--'%% 以下をコメントとして扱います。\\
なお、このコマンドは[[SQLタブ]]でも使用可能です。
#template {
--/d
処理内容
}
====== 基本構造 ======
テンプレートファイルの拡張子は .tpl となります。
**テンプレートの説明**
**カラム名1** | **カラム名2** | **カラム名3** | **……** |
---|---|---|---|
**カラム名1** | **カラム名2** | **カラム名3** | **……** |
---|---|---|---|
**カラム名1** | **カラム名2** | **カラム名3** | **……** |
---|---|---|---|
**必須項目1の簡易説明**を指定します。[必須]
**必須項目1の詳細説明**
**必須項目2の簡易説明**を指定します。[必須]
**必須項目2の詳細説明**
**任意項目1の簡易説明**を指定します。
**任意項目1の補足説明**
**任意項目2の簡易説明**を指定します。
**任意項目2の補足説明**
ボタンをクリックして、下記ファイルを選択してください。
**サンプル設定ファイル名**.arg
#default { }